オペラ「トスカ」の物語
−主なテーマ(ライトモチーフ)−

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<フローリア・トスカ>
   非常に美しくも激しいテーマ


<絶望と殺意のテーマ>
このテーマは、
トスカの救いのない絶望とその状況が生んだ殺意を象徴したテーマであるとされており、トスカがスカルピア男爵の脅迫に屈して絶望感に打ちひしがれた場面や、スカルピア男爵を刺殺した直後、そして第3幕でその様子をカヴァラドッシに語る場面など、スカルピア男爵の刺殺に関連した場面で出てきます。

このテーマは、(チャイコフスキーやラフマニノフ風とも言える)
悲愴なまでの暗さをおびた旋律が、弱音器を付けた弦楽器によって、静かに切々と歌い上げられます。しかし、途中からだんだんと音量が大きくなり、ついには大きく毅然とした音で、切迫した雰囲気となります。この音楽が大きく毅然となった時点で、トスカはスカルピア男爵の殺害を決意するのです。

おそらく、トスカ自身のテーマの中で
最も悲壮感の漂うテーマではないでしょうか。

蛇足ながら、このテーマは、あまりに歌いやすくて覚えやすいテーマであるため、当団の団員にもこの旋律に勝手に歌詞を付けて演奏の一助(?)としている人もいます・・・(^^;