オペラ「トスカ」の物語
−主なテーマ(ライトモチーフ)−

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<フローリア・トスカ>
   非常に美しくも激しいテーマ


<嘆きのテーマ>
このテーマは、
トスカの狂わんばかりの嘆きを象徴したテーマであるとされており、カヴァラドッシの拷問に苦しむ場面や、スカルピア男爵の激しい求愛をそれ以上に激しく拒む場面などで演奏されています。

このテーマは、
最強奏で激しく4分音符と8分音符でほぼ2度ずつ音が下がった後、絶叫するように最高音(「ド」と「シ」の音)と6連符で頂点を築きすすり泣くように音が下がっていくという「悲劇的」な要素を前面に出した、引きつるほどに激しい音楽です。
(ちなみに演奏する側にとっても非常に興奮する音楽で、人気も高いとか・・・(笑))

そして、このテーマは後に(おとなしくなって形は変わりますが)、神への嘆願から自分に対する運命の仕打ちを嘆く、あの有名な
アリア「歌に生き、恋に生き」の中の、自身の嘆きを歌う最初と最後の部分に二分されるのです。

おそらく、トスカ自身のテーマの中で
最も激しく悲劇的なテーマではないでしょうか。