TOSCAイタリア語用語集(d〜q)
score 用  語 意  味 解  説
113 deciso 断固たる 判決する、決定する、の意味のdecidereの過去分詞。英語のdecidedに相当します。
1 divisi 分かれて violaは女性名詞であるためdivise(女性複数形)となっています。
4 dolce 甘美に dolceには甘い、柔らかい、火のつきやすい、甘美な、温暖な、平坦な、愉快な、などの意味があります。そうそう、名詞としてはお菓子の意味もあります。
340 doloroso 悲しげに、悲痛に doloreすなわち痛み、苦痛、苦悩、悲痛という名詞から派生しています。つまり、dolorosoは精神的・肉体的に苦痛を伴う悲しみです。
185 emergendo 際だって emerge=突然に現出する、現れる、浮き出る(英語のemergeと姉妹語です)。
194 energico 精力的に energia=力、勢い、エネルギー。
320 espressivo 表情豊かに con grande espressioneの項参照。
196 gavotta ガヴォット 活発なダンスの一種、またはその伴奏曲。
66 giusto il valore 音価どおりに 英語にすればjust the valueです。音価とは音譜の表す音の長さのことです。
26 gli altri その他の人たち 英語ならthe othersです。英語の定冠詞theは単複同形ですが、イタリア語の男性定冠詞loは複数形ではgliと変化します。
188 grandioso 壮大に、堂々と  
253 grave 重々しく,荘重に遅く graveというと荘重な、厳粛な、まじめな、重大な等の意味がありますが、よくにたgravosoには重苦しい、やっかいな、骨の折れる、容赦のない等の意味があります。ともに重さを表す形容詞です。
9 grazioso 優雅に、優美に 優しい、慇懃な、慇懃な、のほかに無報酬の、の意味もあります。Imprestito grazioso=無利子貸付
5 I.sola 首席奏者のソロ イタリア語では、弦楽器のうちヴァイオリンviolino、チェロvioloncello、コントラバスvioloneは男性名詞ですが、ビオラviolaだけは女性名詞です。ですから、soloではなく、solaと女性名詞に係る形に変化するのです。
63 I.solo 首席奏者のソロ  
424 idem come i Timp. ティンパニと同じように idemはラテン語で同一人物、同様に、等しく、の意味を持ちます。ちなみに、timpaniはtimpanoの複数形(冠詞がilでなくiになっていることからも解ります)。
319 il I.Cello leva la sordino 主席チェロはミュートをはずす levaはlevare(上げる、取り除く、廃止する)の命令形。
97 incalzando 次第に熱烈に incalzandoはincalzareという動詞から出ています。意味は、追撃する、すぐ後からついていく、責めたてる、などです。この単語はさらにin+calzareから成り立っています。inは〜の状態に、〜に向かって、〜の中に、の意味。英語と同じですね。calzareは靴下、手袋といったぴったりしたものをはく、ぴったりとあう、という意味です。そうすると、incalzandoは何かぴったりと後にくっ付いてせき立てるような感じを表す言葉と言うことです(affrettandoの項参照)。
5 lamentoso 悼んで、悲しげに lamentosoは告訴、哀訴、哀歌、悲嘆という意味の名詞lamentoから出ています。意味は、哀れな、痛ましい、哀しみを持って、です。
172 Largo 非常にゆっくりとした速度で、(また、通常)表情豊かに 形容詞largoは幅広い、ゆったりとした、力強いという意味を持ちます。副詞にするとlargamenteになります(largamenteの項参照)。
10 legato 音の間に切れ目を感じさせないように演奏すること 縛る、結ぶ、散りばめる、合金にする、製本する、接ぎ木する、等の意味を持ったlegareの過去分詞からきています。名詞としては音楽用語のレガートのほかに大使、教皇特使、遺産等の意味があります。
55 Lentamente ゆっくりと 形容詞lento遅い、を副詞にした形。
16 Lo stesso movimento 拍子が変わっても1拍あるいは1小節の時価を変えない L'istesso tempoの記載をよく見ますが、istessoはstessoから生じた俗語で、意味は同じです。movimentoは運動という意味ですが(英語のmovementに相当)、音楽用語で拍子の意味にも使われます。
356 lontanissimi きわめて遠くで lontano=遠いの最高級。
133 lunga 長く di lunga mano長い間(lungaは形容詞lungoが単数女性名詞に付くときの形)。
245 martellate 強く打て martellare=槌で打つ、強く撃つ、苦しめる(比喩的)。martellateは2人称複数への命令形。
158 mesto 悲しげに
341 mettere 付ける 置く、設置する、翻訳する等の意味を持ちます。
95 misterioso 神秘的に 英語のmisteriousと同じです。
404 moderatamente モデラートに 名詞化したmoderato(中庸の速度)に状態を表す副詞語尾がついたもの。辞書には載ってませんdした。
300 mordente 切り裂くように、辛辣に 動詞mordenteは、かむ、虫が刺すが原義。mordenteかむ、切り裂く、辛辣な、という形容詞の他、半音下の音との間を往復する奏法、モルデントの意味も持ちます。
34 morendo だんだん弱くなって 死ぬ、死にそうになる、終わるの意味の動詞morireのジェルンディオ。La voce ando morendo.(その声は次第に消えていった)(smorzandoの項参照)
40 mutano in La in Aに変わる  
26 p.n. 通常のポジションで posizione normativa
86 passionale 情熱的な、熱狂的な passionaleには情熱的な、の意味の他に情欲の、恋愛の、という意味もあります。delitto passionaleというと痴情による犯罪、という意味になります。名詞passioneには古くは苦痛、痛苦の意味があり、そこからキリストの受難や情熱、激情、情念等の意味が派生したのです。
317 perdendosi 消える なくす、見失うといった意味の動詞、perdereを再帰動詞にしたperdersiには、消える、見えなくなるの他に、時間を無駄にする、没入する、道に迷う等の意味があります。perdendosiはそのジェルンディオ。
206 pesante 重く pesanteは重い、重大な、等の意味。スペインやメキシコ等の通貨をpesoといいます。一見全く関係なく見えますが、pesanteもpesoもラテン語のpendere吊るす、計る、から来た言葉です。
334 piano 弱く 平らな、平坦な、平面、というのがもともとの意味です。そこから容易な、だとか静かな、優しい、建物の階、計画、水準、といった意味が派生してきました。英語のplane、平らな、plain、平らな、易しい、やplan、計画、平面図、などと同起源です。
25 Piu lento さらに遅く piuはラテン語のplusからきています。意味はもちろん、プラスという意味です。イタリア語のpianoがラテン語のplanumに由来するように、イタリア語のpi-とラテン語のpl-が対応する例は他にも多くあります。
9 pizzicato 弦楽器で、弓でひくかわりに指ではじく奏法 pizz.と略。pizzicoは、(ひと)つまみの意味。そこで、動詞pizzicareはつねる、つまむ、はさむ、噛む、刺す等の意味を持ちます。そして、もちろん楽器をつま弾く意味もあります。pizzicatoはその過去分詞です。
201 po' 少し <poco
318 portando 音の間を柔らかく切る portareは手に持つ、運ぶ、という意味。staccatoとlegatoの中間の奏法とされますが、Toscaではlegatoの部分にportandoの記入が見られます。おそらく音と音の間を丁寧に受け渡すことを伝えているのではないでしょうか。
15 prendere il Flauto フルートを持つ prendereは実にたくさんの意味のある言葉です。取る、乗り物に乗る、し始める、見つける、食べる、盗む、捕縛する、占領するetc.といったぐあいです(英語のtakeの用法ににているでしょうか)。
3 Quasi lento ほとんどレントで quasiというとほとんど、あたかも、という意味。これがsenza quasiとなると確かに、の意味だそうな。ウ〜ン??lentoは遅く、の意味。