オペラ「トスカ」の物語
−舞台裏の音楽−

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<ガヴォット>
   劇的展開の前の"前座"音楽


ファルネーゼ宮殿での戦勝記念行事の前座音楽として演奏されるのがこのガヴォットです。

ガヴォットは17世紀に興ったフランスの古舞曲の一つで、中ぐらいのテンポ2拍子の比較的穏やかな感じを持つのが特徴です。
17世紀の中頃からオペラバレー音楽
舞曲として取り扱われた一方、クープラン、パッヘルベル、J.S.バッハ等が組曲の一つの形式として採用していました。

スカルピア男爵が窓越しに聞いた(オペラの舞台では舞台裏から聞こえる)このガヴォットは、フルートヴィオラ及びハープからなるシンプルな三重奏です。
(オペラの舞台では舞台裏から演奏するので、聴衆がこれらの楽器による演奏を目にすることはないと思います。)

このような心地よい音色のガヴォットもスカルピア男爵の耳には
「下手くそに弾いている」程度にしか聞こえなかったところが、所詮 ”前座” 音楽だったということですね。