オペラ「トスカ」の物語
−舞台裏の音楽−

(注意!)MIDI再生できません。







<戦勝記念カンタータ>
   恐ろしい会話の中の「神に捧げる合唱」


ファルネーゼ宮殿での戦勝記念行事のメイン音楽として演奏されるのがこの
戦勝記念カンタータです。

この
カンタータは、原作の「ラ・トスカ」によると、オペラ「トスカ」の時代(つまり西暦1800年当時)に活躍していた有名な作曲家ジョバンニ・パイジェルロ(伊:1740-1816)の作とされていますが、オペラではもちろんプッチーニ作曲のオリジナルカンタータです。

<このカンタータの歌詞の内容
こちらにあります。>

前のガヴォットと同様に、このカンタータは別室から聞こえてくるもので、オペラの舞台では舞台裏で歌われるものです。ですから当然、独唱者のトスカも舞台裏で歌うことになります。

この
カンタータの形式は、(一部細分化されますが)基本的に4部合唱であり、ソプラノアルトテノールバスの4パートからなります。
また、前述の通り独唱者としてトスカ(ソプラノ)のパートもあります
(ちなみに、このMIDI音楽では、音楽性を破壊しない程度に独唱と合唱の違いを見せるため、合唱に「コーラストスカに「リコーダーの音色を当てています。)

さて、このカンタータがどのような音楽かお判り頂けましたでしょうか?
実際には、このカンタータの演奏中に舞台上ではスカルピア男爵とカヴァラドッシの会話(詰問)が行われ、さらに後述の木管楽器(主にフルート)による
「詰問(拷問)のテーマ」弦楽器のピッチカートがオーケストラから演奏されるので、舞台ではよく聞き取れない部分も多いと思います。

でも、このカンタータは強情を張るカヴァラドッシに業を煮やした
スカルピア男爵によって「強制終了」させられてしまう(窓を閉められて聞こえなくなる)ので、やっぱり全貌(全曲)は解らないままなんですけど・・・

最後に、このMIDI音楽の最後の
「バン!」という音は、スカルピア男爵が窓を閉める音を模倣してみたものです。皆様のイメージ通りに聞こえることを願うばかりです・・・(^_^;)