ローマの朝がやってきた!



2月13日朝から打楽器軍団鐘部隊となって練習することとなる。第三幕プッチーニ鐘の聞こえる距離を楽譜に指定している。「遠くから」「もっと遠くから」「近くから」「もっと近くから」等々全ての指示に従えば7カ所に鐘を配置しなければならない。これを我慢して5カ所5人で舞台裏からたたくことにした。練習開始!鐘は叩く位置、木槌の堅さ、重さ等で全然音が違うことは解っていたのですが思ったように全然行かない・・みんなに焦りの色が・・。

それでも何とか一日かけてようやくアンサンブルのようになってきた。けれども次の練習は本番前日なので不安に駆られながらその日は終了した。本番前日、都島区民センターに集まった鐘部隊はここでも汗をかきながら冷や冷やの連続で練習を終えた。場所が変わると入るタイミングや木槌の選択を変えなければならないことが解ってきたのである。つまり当日、ホールにはいってからの稽古にかかっているということが明らかとなったのです。

 いよいよ当日鐘部隊は早くから他の楽器に先駆けて練習を開始。舞台の裏の扉を一枚開けるのか2枚開けるのか?距離はどうか?音量は?入るタイミングは?音質は?試行錯誤の上、荷物運搬用のエレベーターホールまで利用して全体を本当に5カ所に配置。清水先生の厳しいチェックの末ようやく本番叩く位置が決定した。我々は清水先生の姿が全く見えないのでモニターを入れてもらったがそれでも全員が見えないので、清水先生が振っておられる姿の移ったモニター画面を見て、副指揮者の谷野先生が振って、その姿を我々が各々違った場所から叩くと言うスタイルになった。「親ガメこけたら皆こけた」にならないように・・。そしていよいよオーケストラと第三幕のチェックが始まった。皆、必死である。我々は十分にうまく行ったと思った。しかし、今度は三枝先生による更に厳しいチェックが入る。その結果、場所と木槌の選択を再び変更。不安を残しつつ本番へ・・・。

 本番、緊張の中、第三幕の間奏曲が始まった。打ち合わせ通り皆舞台裏へ集合。ローマの朝がやってきた!例のバチカンの巨大な鐘も鳴った!

 「あんなに練習したのにうまくいかないものだなあ」「終わった終わった!」「皆さんお疲れサマー」「良かったあ、なかなかうまくいきましたねえ!」みんなの思いはそれぞれ違ったようだがいずれにせよ通常のオーケストラでは体験できない貴重な経験をさせていただきました。協力して下さった皆様どうもありがとうございました。

 大沢社長!大きな鉄板の晴れ舞台聴いていただけましたか?次、あの鉄板をいつ使わせていただけるか解りませんが、清水先生は合宿の時皆で鉄板焼をしようと仰っておられました。

でも本当にありがとうございました。

 以上、最後までお付き合い下さりありがとうございました。

おわり


長い間ご愛読(?)ありがとうございました。  これにてトスカ鐘物語は終了です。