残された課題


 巨大鐘の件は大沢社長のお陰で目途がたったと思った矢先、新たな問題が起こってしまった。

 
第一幕テ・デウムに使う鐘である。

  当初、第三幕のバチカンの鐘(巨大鐘)が何よりの障害になるであろうと考えており、ろくに調べもせず、「第一幕の鐘?どこかから借りればええやんか・・」とまるで一億円が当たった後の一万円札の扱いのように非常に安易に考えていた。

  ところが通常売られている鐘の最低音では目的の音「シのフラット」と「ファ」の音が存在しないことが判明したのである。

  それでも某音大が3年前にトスカをされたときに某大学の吹奏学団より借りられたことを事前に調べてあったので、2月19日当日さえ借りられれば良いだろうと、これまた試験の一ヶ月前の中学生のような心境で、たかをくくっていたら当日は当てにしていたその吹奏楽団が使用するので「お貸しできない!」とのこと。

 
えらいこっちゃ!日にちあれへんで!あわててあちらこちらの知り合いに電話をかけ回って聞いたところ全く見あたらない。ああー、もはやこれまでか!と今度こそ観念した。何せ時間がない。ところが世の中には詳しくて親切なお方は存在するもので、S愛大学の音楽教室に通っている娘のお友達のお父様が卓球の試合のピンポン玉のようなスピードで調べて下さって、

1・その鐘の名前はベルジュロチャイム
2・関西には3箇所しか保有されていない。
3・それはM楽器さんを通じて売られた。


ということが判明した。但し、関西には3カ所しかないうちの一カ所は上記の如くもう既にダメなことが解っている。あとの2カ所のうちの一方は在阪プロオーケストラなので望みは薄い。最後の望み・・それはこの楽器を売っておられる
M楽器の吹奏楽団であった。運営委員長からお願いしてもらった結果、偶然にも我々の練習日と本番のみ、お借り出来ることが解ったのである。

 2月12日遂に大沢金属工芸さんから巨大鐘を運んできた。その大きさ2m40cm,80kg

とびきり低い音が出る特注の特大鉄板です!

関西に3台しかない貴重な鐘です!

 その夜、M楽器さんにベルジュロチャイムをお借りした。その大きさ2m20cm

  2月13日朝サンフォニックスさんからレンタルしたその他の鐘10数本とスタンドたちとともに鐘の林の中で

これが、巨大鐘(鉄板)以外の全ての鐘セットです!

我々は遂に遂に・・もう一つおまけに遂に、
全ての鐘を揃えることに成功した!

のである!

 
・・誰が演奏するの?書き忘れておりましたがトスカの第三幕の鐘は遠近、合わせて5カ所から鳴らすことをプッチーニ氏が細かく指示しているのです。(ええかげんにしてえなあ!)

  次回、本番も含めて最終回


 

さて本番はどうなるっ! と、言いつつインフォメーション トップページに戻ります。

さあ、どうなる本番!?  遂に物語は血と汗と涙にまみれ(?)怒濤の最終回へ!