救世主現る


 とうとう八方ふさがり状態に追い込まれたなあ。お金をかけず巨大な鉄板鉄板を吊す台を作ってくれる人はおらんかなあ?などと虫の良いことを考えながら団長に相談してみると、ダメもとで知り合いの方に聞いてみて下さるとのこと・・。藁をもつかむ気持ちで返事を待った。

 すると
「一度工場へ来て下さい。」という、うそのような前向きな話に、喜んで団長とともにお伺いした。この神様みたいな方は大沢金属工芸という金属を使った特殊な工芸品を作っておられる会社の社長さんでした。特殊な、と書いたのは梅田大丸前の巨大なクリスマスツリー天皇陛下の椅子などを作っておられるからです。

 さて、
大沢社長我が団の財政的な困窮状態音楽に対する真面目さを訴えたところ、何と嫌なお顔一つなさらずに引き受けて下さったのです。さらに驚き、感心したことに団長が予め渡された「トスカ」のビデオを大沢社長は充分研究されておられ音のイメージを持って我々に勧めて下さったことでした。鉄板は表面積、厚さ、高さ、材質等色々な面から何種類かピックアップして下さり次々と試させていただきました。

 
横幅2m40cm高さも約1.5m鉄板が選ばれました。重さは100kg近くになります。

「こんなものを吊す台は無いでしょうねえ。」と我々が溜息混じりにつぶやくと「年明けまでに作っときますわ」と言う信じられないお言葉・・・。かくして、もはや実現不可能と思われた巨大な鐘が用意されることがほぼ確実になったのである。それにしてもプッチーニさん!とんでもない音を書き込んでくれたものです。
 ほっとしたのもつかの間、我々には気づかなかった(というより巨大鐘に心を奪われて)鐘に関する問題がまだあったのです。それは、
第一幕の鐘でした。詳細は次回・・・。


 

第1幕の鐘はどうなるっ!と、思わせぶりにインフォメーション トップページに戻ります。

第1幕の鐘、そして遂に・・・! さあ、次の回へ!