オランダのアマチュアオーケストラ

「ムジカ」
について



ムジカのメンバー達の写真です。

ムジカハーグ市にある幾つかのアマチュアオーケストラの中でも規模が大きく、70名以上の熟練したアマチュア音楽家により構成されています。当団のメンバーになるには、オーディションを受け、オーケストラの委員会と指揮者の承諾を必要としています。

ムジカの歴史は古く、今年で創団90周年を迎えます。ハーグ市には「レジデンツィー交響楽団」というプロのオーケストラがありますが、このレジデンツィーという名前はオランダでは13世紀半ばよりハーグに政府が置かれている、という事実に基づいています。この伝統あるプロオーケストラ創設の6年後の1910年にムジカは発足しています。

この10年強、指揮者を務めてきた
Ernst van Tiel (エァンスト・ヴァン・ティエール)氏の指導の下、ムジカは年三回の演奏会を行なっておりました。そのうち2回は規模の大きな演奏会で毎年4月と11月末に、通常600から900名の聴衆を集めて催しています。
また、6月にハーグ市内の教会で小コンサートを行い、時にはコーラスと一緒に行なってきました。今年秋の演奏会ではヴェルディの「レクイエム」を予定しています。

その他のイベントとして、毎年冬にオーケストラメンバー有志による
「室内楽の夕べ」が家族や友人を集めて行なわれており、この催しが毎年盛大になっています。
最近では、2月の第一火曜日にぺパインと呼ばれる酒場のジャズステージで行なうことが定着しています。アングラ的雰囲気のなかで弦楽四重奏やピアノトリオの他、各々の好みの曲を演奏するのがメンバーの楽しみの一つとなっています。

指揮者についてはvan Tiel氏が多忙のため、去年、後任として
Hans Leenders (ハンス・レンダース)氏が迎えられました。両人ともロッテルダム交響楽団の指揮者でもあります。

ムジカのレパートリー19世紀の音楽が主体であり、ブラームス、シューマン、ブルックナー、メンデルスゾーン、ドヴォルジャーク、シベリウスなどを得意としていますが、我々の意向の一つとしては以前に演奏した事のある曲は極力避け、然程知られてなくても良い音楽に挑戦することを旨としています。

昨年の例ではフィビッチの交響曲3番マルティーヌのヴィオラ協奏曲「ラプソディー」を演奏しておりましたが、今年の秋にはマーラーの交響曲1番に加えグルダのチェロ協奏曲を演奏する予定であります。
こうしたオリジナリティーのある選曲と演奏に対し、何度となく新聞紙上で賞賛を得ています。

しかし敢えてムジカの好みの交響曲を挙げるとすれば、ムジカの団員の心に一番フィットする
ブラームスシベリウスかも知れません。

原文:Frank de Fouw氏(ムジカ団員)