名奏者、カ−ル・シュティ−グラ−

後輩ホルン奏者にできること

 第5交響曲を作曲した時、ウィ−ン宮廷歌劇場の音楽監督とウィーン・フィルハーモニー交響楽団の指揮者を務めていたマ−ラ−は、当時名人と謳われていた主席奏者カ−ル・シュティ−グラ−に敬意を込め、オブリガ−ドホルン(第3楽章のホルンソロ)のパ−トを書き、演奏させました。シュティ−グラ−はこのソロパ−トを立って演奏したと伝わっています。

 またマ−ラ−はウィ−ンフィル以外でこの曲を演奏する時も、オブリガ−トホルンにはシュティ−グラ−をウィ−ンから呼び、起用したそうです。一番ホルンにオブリガ−トホルンを担当させたのは、最終版になってからのことです。

 ちなみにこのパ−トは名人のめの字も呼ばれた事のない私にとっては今生の地獄が味わえるたいへん興味深いパ−トであります。はぁ−(ため息)。