その答えは、バレエ「三角帽子」第2組曲の中で見ることができるものです!

こたえ(ただし、あくまで一例です)

「鍵盤」+「弦楽器」=ピアノ
「鍵盤」+「打楽器」=
チェレスタ

 楽器には音程のある楽器とない楽器があります。そして、大部分の打楽器を除く、ほとんどの楽器は音程のある楽器です。

 音程のある楽器にとって、その音程を変える仕組みは重要です。音程のある楽器の中には音程の変えられない楽器もあります。これらの楽器でメロディーを演奏するためには沢山の楽器をそろえなくてはいけないのです(例:ティンパニ(ホントは少し変えられる)、ハンドベル、フィリピンの民族楽器アンクルンetc.)。

 しかし、多くの「音程のある」楽器は音程を変える仕組みを持っています。張りつめた弦を振動させて音を出す弦楽器では、指で押さえたりして弦の振動する長さを変えて音程を変化させます。日本の琴などでは弦のテンションを変えることによっても音程を変えます。

 空気柱(振動する空気の柱)の長さにより音程のかわる管楽器は、管の途中に穴をあけたり(主に木管楽器)、管の長さ自体を変えたりして(主に金管楽器)音程を変えます。

 そして、弦楽器、管楽器の多くは、音の周波数が整数倍の、いわゆる倍音も出すことが可能なのですが、このあたりは説明が煩瑣になるので省略します。

 このように振動する弦なり空気柱なりの長さを変えることで音程を変える楽器以外に、単一の音程しか出せない楽器を沢山集めて、全体であらゆる音程を出せるようにする楽器があります。

 最も古くから知られているこのタイプの楽器に竪琴(ハープ)とパンパイプがあります。竪琴は芸術の神、アポロの楽器(商業と泥棒の神、ヘルメスから得たもの)、パンパイプはその名の通り牧神パンの笛。神話的な古さを持っています。どちらも必要となる音程を出すことのできる弦なり管なりをひとまとめにして一つの楽器にしたものです。ハーモニカもこの系譜に属する楽器です。
 また、アフリカのバラフォンなどの民族楽器に源流をもつ木琴、鉄琴の類(シロフォン、マリンバ、グロッケンシュピール、ヴィブラフォーン等)も同様の発想で生まれた楽器です。

 時代は下り、人々が技術力を蓄えてくると、「ボタンを押してだけで何でもできる」明るい未来像を求めるようになります。その結果生まれたのが、鍵盤楽器です(ソートー乱暴な説明だけど)。

 鍵盤との結合で、弦楽器からはクラヴサンチェンバロピアノが、管楽器からはパイプオルガンアコーデオンが、打楽器からはチェレスタが生まれたのです。そして今も、さらに様々な電子楽器が生まれているのです。