歌劇「蝶々夫人」
− 蝶々さんの尊敬のテーマ −

(注意!)プラグインがないのでMIDI再生できません。

第1幕の後半愛の二重唱の直前、親族に絶縁されて
失意のどん底にあった蝶々さんを優しく慰めてくれた
ピンカートン
に対して、蝶々さんは手にキスをすることによって
自分の思っているアメリカ流の尊敬の意を表現
しようとしました。
その時に流れるのがこのテーマ(ちょっと雰囲気は違いますが)で、
歌われる歌詞は以下の通りです。

(蝶々さんがピンカートンの手にキスをしようとして)
(ピンカートン)
何をするんだい? 僕の手に・・・
(蝶々さん)
聞いたことがあります。向こうの国の紳士淑女の間では、
この方法が一番の尊敬の意を表すのだと・・・

この「尊敬のテーマ」第2場の「没落のテーマ」の次に持ってきたのは、
蝶々さんの本当の愛の始まり
を象徴している
と考えられます。
(結婚式の始めに来たときは、身請けしてもらったという感謝の気持ちの
方が強かったんじゃないでしょうか?)

そして、この旋律は間奏曲の終わり(長崎港の水兵のかけ声が始まる前)
にも、何度も演奏されることから、絶望の淵からピンカートンが救ってくれた
という想いが、よほど強かった
のだと思われます。


<注意!>

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