(C) 関西シティフィルハーモニー交響楽団
(アマチュアオーケストラ,大阪市)

ペレアスとメリザンド
− 第1幕 −



関西シティフィルハーモニー交響楽団
第35回定期演奏会の演奏より
「第35回定期演奏会ギャラリー」のページと同じものです。)

<劇の前奏曲>

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<第1場:城門の前>
−オペラ:省略−(注1)

第1幕第1場:城門と女中たち

何時かも知れない、また何処とも知れない(注2)、深き森と目前に大海原を望む架空の国アルモンド・・・

その王城の(普段は開かれることのない)門前で、城の女中たちが城門の周りを水で清めたいから門を開けてくれと騒がしい。
門番が訳を聞くと「大変な騒ぎになる」「華やかな祝宴がある」(注3)とのこと。
門番は何のことか分からないまま、女中たちと協力して城門を開けた。
すると、女中たちはありったけの水を流して城門の周りを清めた(注4)



<第2場:とある森>
−オペラ:第1場−(注5)

ゴローメリザンド 登場

第1幕第2場:ゴローとメリザンド

とある森の中で狩りをしていたアルモンド王族の一人ゴロー(注6)は、むやみに獲物を追いかけたため、道に迷ってしまった。

そこで、彼は泉のほとりで一人すすり泣く少女(注7)を見つけた。

どうしたものかと少女に尋ねようと肩に触ったところ、彼女の美しい容貌に驚くゴローを尻目に、彼女は「触らないで、触ったら水に身を投げます。」と言い張ったので、少し離れて(注8)、色々と尋ねてみた。

そこで分かったのは、彼女はメリザンドという名の少女で、遠く離れた地で皆に口に出来ぬようないじめにあって逃げだし、この地までやってきた、ということだけだった(注9)

とりあえず聞き終わったゴローは、泉の中に、メリザンドが「あの人からもらった」(注10)という美しい王冠を見つけて拾おうとしたが、彼女は拾って欲しくないと言い張ったので拾わなかった。

続いてゴローはアルモンド国王アルケルの孫である自分の身分を紹介するが、メリザンドに、こめかみ辺りの髪の一部とひげが白いことと、巨人族のように身なりが大きいことを指摘されてしまう。

とにかくこのまま一人にはしておけないと、ゴローは渋るメリザンドを引き連れはしたが、彼女に「何処へ行かれるのです?」と聞かれて「わからない・・・私も迷ったのだ・・・」(注11)としか答えられなかった。


<第3場:王城の広間>
−オペラ:第2場−

ジュヌヴィエーヴアルケルペレアス 登場

第1幕第3場:ジュヌヴィエーヴとアルケル

ゴローの母ジュヌヴィエーヴが、ゴローから異父弟のペレアスに宛てた手紙を祖父のアルモンド国王アルケルに読んで聞かせていた。(注12)

その内容は、とある森の中でメリザンドに出会って、王女のような身なりだったにもかかわらず、素性については名前以外分からないことから始まり、政略結婚を望んでいた(注13)祖父アルケル王の意に背いて半年前に結婚してしまったので、なんとか祖父の許しを得て、メリザンドと共に城へ帰還できるよう取り計らって欲しい、もし願いが叶った場合には、海に面した塔の頂きにランプを点してその証とし、それが船橋(船の甲板の上)から認められなければそのまま遠くへ行って戻らない、とのことであった。

これを聞いたアルケルは「死が間近に迫っているほどに齢を重ねた身となっても、彼の行動の意味は理解できないが、それは運命の裏側しか見えていないからだろう、政略結婚を蹴って素性も分からぬ少女と一緒になったのも自分の未来を見据えてのことであろう。私は運命に逆らったことはない。(注14)」との意をジュヌヴィエーヴに伝え、ゴローとメリザンドの結婚を暗に認めた。

そこへ、ペレアスが二人の前に登場した。

開口一番、ペレアスはアルケルに、兄ゴローの手紙と同時に届いた瀕死の状態にある親友マルセリュスからの手紙のことを伝え、一刻も早く彼のもとを訪れたいと言って、旅立ちの許可を求めた(注15)

しかし、アルケルはこれから何が起こるか分からない(注16)ので、とにかくゴローの帰りを待つように伝え、同時にマルセリュス以上に瀕死の状態にある自分の父のことを第一に考えるようにと諭した。

ペレアスとゴローの母ジュヌヴィエーヴは、今夜からランプを点すようペレアスに指示した(注17)


<第場:城の前の庭>
−オペラ:第3場−

第1幕第4場:左からペレアス、メリザンド、ジュヌヴィエーヴ

ジュヌヴィエーヴがメリザンドを城の前の庭を案内していた(注18)
城の前の庭は、城の周りを取り囲む深い森に阻まれているため、なかなか見通しが悪く、日の差す昼間でも暗かったが、正面にある海からの光が届いていた。

そこへペレアスが海の方から庭までやってきた。
彼が言うには、今夜の海は嵐に見舞われそうだとのこと。

そう言っている内に空がだんだんと暗くなり、日没寸前と言うところで、一隻の外国の帆船が港から出港するのが見えた。
メリザンドは、この船は自分が乗ってきた船(注19)であり、おそらく嵐に遭って難破するであろうと言った。

その後、話が尽きた頃に日没となり、ジュヌヴィエーヴはイニョルドの様子を見に行くと言って、ペレアスにメリザンドを城内まで送るよう指示した。

ペレアスはメリザンドを送る際に、おそらく自分が翌日に旅立つであろうことを彼女に告げる(注20)

 

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