(C) 関西シティフィルハーモニー交響楽団
(アマチュアオーケストラ,大阪市)


関西シティフィル・ギャラリー
−第38回定期演奏会の映像−


<ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」第1楽章>
−終結部−
Windows Media形式:約2.7MB (演奏時間:1分26秒)


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ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」
第1楽章の終結部です。

この楽章の最初の旋律(第1主題)の一部が繰り返し演奏され、楽章の最後のクライマックスへと突き進みます。
このクライマックスで活躍する楽器がトランペットで、まさに英雄の凱旋を彷彿させるような堂々とした主題を演奏しますが、このトランペットの主題演奏はなぜか途中で突如とぎれて、旋律の後半が木管楽器へと受け渡されます。

このような中途半端な部分での旋律楽器の交代は、当時のトランペットの出せる音に限りがあって、主題旋律の全ての音を出すことが困難であったためだといわれています。
現在製造されているトランペットは、この主題旋律を問題なく演奏することができるので、「ベートーヴェンは実は全ての主題旋律をトランペットに演奏させたかったが、仕方なく途中で木管楽器に交代する形で切ってしまった。」という想定の下で、トランペットに全ての旋律を演奏させる指揮者も数多く見られます。
(ただ、この説に関しては、「ベートーヴェンは楽器性能ではなく、作曲的意図からトランペットに旋律全てを演奏させなかった」という、このページに見られるような異論もあります。)

このように、この楽章の最後に関しては、いろいろな憶測が飛び交っており、パターンの違う演奏が存在するのも確かですが、どちらにしても、この終結部の圧倒的な迫力と威風堂々とした様は揺るぎないものでしょう。

 

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<文> 岩田 倫和 (チェロ)