☆クロアチアの女性作曲家、ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885〜1923)の名前をご存じの方はどれくらいおられるでしょうか?少なくとも私達は、この曲を紹介してくださったスルジッチ先生を除いて、全員知りませんでした。

 聞き慣れた名曲とは違って曲のイメージも方向性も分からないところからのスタートでした。また、トレーナーの先生方も「分からない」という点では私達と同じ。読みにくい手書きのスコアと格闘しながら、私達を指導してくださいました。そして唯一この曲を知っているスルジッチ先生の指導のもと、半年間練習を重ねてやっと「まあこんなものかな....。」

 通常、私達が気になるのは“演奏に対する評価”ですが、今回は“曲に対する感想”です。私達の演奏如何で、この曲に対する印象が左右されると思うと、プレッシャーがかかりましたし、アンケートの反応はすごく気になるところです。

・女性らしい美しいメロディ

66歳、女

・女性らしからぬ迫力を持った曲

29歳、女

 何もわからなかった私達にとってこの曲のとっかかりは、曲の随所に散りばめられた美しいメロディーでした。この曲のイメージを「フェミニン、デリケート、リリック」という言葉で表現した団員がいましたが、まさにこの辺りがこの曲の持つ女性的な魅力でしょう。また、フォルテ以上の音量で演奏する部分が多かったので、迫力のある曲との印象を持たれたのだと思います。でもあまり肉体的にはしんどくなかったです。
・どのような音がでて曲にアクセントを加えているのか理解できなかった。

25歳、男

・ちょっとメンバーのとまどいも見られた。

29歳、男

 実は私達が一番難儀したのは、このご指摘の点でした。オーケストレーションがごちゃごちゃしてる感じで、効果的な演奏方法が見つけられなかったことは事実です。美しいメロディーに愛情を感じながらも、オーケストレーションが納得いってなかった為、この曲を自信を持って演奏出来なかった....。この辺りが「とまどい」として感じられたのではないでしょうか。
・この曲のCDがあれば紹介してほしい。

28歳、男

 クロアチアでは販売されていますが、残念ながら私達が知る限り、日本国内でこの曲を手に入れることは難しいと思います。私達もこの曲を演奏会で取り上げることを決定するに先立ち、クロアチアからCDを取り寄せたのですが、現物を手に入れるまでにずいぶんと時間がかかりました。
☆曲に対する率直な感想、有り難うございました。初めての曲に対して、皆様方が興味を持って一生懸命聴いてくださったことに感謝します。なお、全体的な傾向として、女性は好印象をもたれた方が多かったのに対し、男性は批判的な感想を書かれた方が多かったようです。

解説文:赤まむし(クラリネット)

アンケートトップページへ

前のページ
次のページ